ゼロからはじめる小説同人誌 の、猫の巻。

「虎の巻(「芸事などが上達する秘訣を記した書」)」には及ばないけど、でも、ほんとのことだけ記していくよ! 小説同人誌にまつわるそんな心意気を、もりもりこめたブログです。

折本作成ツール「ottee」使用レポート

 

こんにちは。猫宮ゆりです。

今日は、折本を手軽につくれるツール「ottee」を使用してみたレポート記事です。

 

折本の原稿をデータ作成するについては、もちろんいろいろな方法があります。

ottee以外のツールもありますが、わたしが今回otteeを選んだのは、

・使い方のレビューがたくさんあってトライしやすそうだった

・画像を楽に配置できそうだった

・ツールの容量が軽い

などの理由によります。

 

otteeは、

Ottee ダウンロード

↑こちらからダウンロードして使うことができます。

WindowsMacいずれでもダウンロード可能です。

使い方マニュアルは、

Otteeの使い方

↑こちらに目を通して、あとは起動しながら覚える感じですね。

 

 

otteeで折本(小説本orイラスト本)を作る - Togetter

【折り本】「Otteeの使い方」漫画/ゆすら [pixiv]

 ↑こちらの解説にとても助けられました!

 

 

実際に折本のデータをつくっていく過程としては、

事前につくりたい折本の台割を考え、小説本文を先に完成させておきます。

使いたい画像なども作成して準備します。

 

今回実際につくった台割は、

A4サイズ/全8ページで、

1 表表紙

2~6 小説本文

7 インフォメーション

8 裏表紙

というものでした。

 

小説本文は1ページにつき26文字×13行、游明朝8ptにしました。

otteeの文字設定では行間4余白4にしています。

ツールはダウンロードして使うため、PC内に自分が入れているフリーフォントなども使用できるのがいいですね。

 

できあがったデータはこのような感じです。

 

f:id:novel_doujin:20180824152317j:plain

 

(実際は、otteeでモノクロ用のデータだけつくって、このカラーのものは最終的にPhotoshopでカラーの画像を足して再編集しました)

 

otteeは、慣れれば面白い凝ったデータもつくれると思うのですが、わたしはまだそこまで到達しておらず……(;^ω^)

でも、ottee内で折本データを保存編集できること、完成したらPDFに書き出しできることだけでも便利ですし、動作も軽くてチャレンジしやすいツールだと感じました。

 

完成したデータは、自家プリントとネットプリント出力両方で刷ってみましたが、まずまずの仕上がり。

問題は、不器用なもので折る作業でした……(´-∀-`;)

初めてつくった試作はヨレヨレでズレズレです。

でも、セブンイレブン出力の方がコピー用紙の品質のためか、折りやすい感じがしました。

☆otteeのサイト内に、折本の折り方の解説も載っています。

 

f:id:novel_doujin:20180824153347j:plain

 

f:id:novel_doujin:20180824153424j:plain

 

ところでこの折本は、2018年8月26日開催の、

ちょこっと文芸福岡 - chocobun ページ! で行われる折本フェアに委託参加させていただくためにつくりました。

このフェアには100冊を超える折本が集まるそうなので、お近くの方様はぜひ。

そして、このイベントに時期を合わせて、多くの作者さんが折本をネットプリントに登録しています。

twitter.com

 

わたしの折本「花の背中」も、8月30日までセブンイレブンネットプリントに登録しています(*'ω'*)

 

 

 

一次創作「南風」のスピンオフ・A4・カラー・1部60円となります。

番号【07076604】※2018年8月30日いっぱいまで

もしよろしければぜひ!

折本、とても楽しかったので、また機会あればやってみたいと思います。

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin

 

 

 

 

印刷所レビュー・コミプリさん【追記しました】

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

印刷所レビュー、次はコミプリさんです。

 

コミプリさんは同人誌のほか、グッズも幅広くつくる

ことができる人気の印刷所さんですね。

 

うさぎのマスコットキャラクター「ものくん」がいて、

なかなかかわいらしいです。

 

ここは特徴として、少部数~大部数まで対応・オンデマンドと

オフセットどちらも受付・そして各印刷所さんの中でも使える紙が

多めなほう、ということが挙げられます。

 

すぐに送ってもらえる紙見本サンプルを見ると、とっても

豊富な紙種でカラフルでわくわくします。

 

そのサンプルを見て、わたしが実際に使った際は、

 

表紙を新シェルリンプレーンのカラー印刷、本文用紙は

アドニスラフのクリームピンクにしました。

 

そのときはクリームピンクは紙替え無料だったので

そうしたのですが、いま見ると無料はアドニスラフナチュラルの

ほうになっていますね。

 

遊び紙はタントセレクトTS-7のうす桃を使いました。

遊び紙の種類が多いことも、本全体のイメージがふくらむので

わたしはうれしいポイントです。

 

印刷も問題なくきれいで、オンデマンドの本文印刷はほんの

少し濃いめなのかもしれませんが小説本の場合、文字が鮮明に

読みやすくなるともいえるので、わたしは好きな感じでした。

 

また、コミプリさんは個性的な割引が多いことでも知られていて、

マスコットキャラものくんにちなんで、うさぎが登場する作品なら

常時11%引きになる、というもの。

 

うさぎそのものでなくても、うさぎに縁のある人物とか、

バニーガールのようにうさ耳のキャラが登場するなどでもOK!

 

そのほか、作中でキャラがスーツを着ていると5%割引適用のスーツ割も。

これには専用の遊び紙(セビロシリーズ)まであるという熱の

入れようで、二次創作の場合、原作でそのキャラがスーツ姿でなくても、

本の中で着ていれば歓迎とのことで、こういう企画も楽しいですよね。

 

そのほか、作中で水に濡れるシーンがあれば適用の「水割」もあります。

これは8%割引になる「水割」のほか、余部を増やせる「水増」にも

変更可能で、いずれにしても面白いサービスだな、と思います。

 

また大イベント前には早期入稿で20%割引のボス割が出現します。

わたしもこれを使いましたが、スパコミ合わせで4月18日入稿〆切だったので

そうべらぼうに早いほうではありません。

 

コミプリさんはマイページもわかりやすい仕様で、レスポンスも早く、

イベント会場への直接搬入も確実におこなってくれて便利です。

 

ただ、一度つくる同人誌の仕様を決めて予約したあとに、仕様を変えたい

場合はマイページ上での変更ができず、一度それをキャンセルして予約を

やり直さなくてはならないので、そこがちょっと不便かも。

 

またお値段だけでいえば、通常時の価格設定は少しだけ高め。

その分、ボス割などを使えるときは試しやすいと思います。

 

総合的には、守備範囲の広い印刷所さんです。

(記事初出:2016年11月17日)

 

追記

コミプリさん、なんと2018年8月いっぱい入稿分を最後に、同人誌印刷事業から撤退なさるそうです……。

寂しくなりますね……。

個性的な紙や割引を使える印刷所さんでした。

お世話になりました!

(2018年8月10日追記

 

コミプリ

https://comipri.com/

 

 

 

第三回文学フリマ札幌イベントレポート

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

2018年7月8日に行われた第三回文学フリマ札幌、

当日スタッフで参加致しました。

どなたさまもお疲れさまでした&お世話になりました!

 

昨年は、出店参加させていただきましたが↓

novel-doujin.hatenadiary.com

 

今年は出店はしないものの、何かお手伝いできたら……ということで微力ながら行って参りました。

前日打ち合わせを経て当日を迎え、朝8時50分開始の設営から撤収まで参加致しました。

一日を通して、文フリ特有の熱気が感じられる盛況で一般参加のかたも多く、当日無料配布されたエブリスタバッグも完配となり、賑わいに満ちた開催だったのではないかと思います。

当日は晴天で会場内はさらに暑かったので、体調管理重要でしたね……!

 

それから、朝、並んでお待ちくださっていた出店入場のかたが一番混雑した際に、受付で当方がお渡ししていた出店許可証を入れるホルダーの紐が、一部絡まってしまいお待たせしてしまった出店者さまへはほんとうに申し訳なく……!

自分が出店で参加する時、1分1秒でも早くブースの設営を開始したい気持ちですから、朝の時間に不便をおかけしたことはただただお詫びの気持ちでいっぱいです。すみませんでした。

 

そのほか、文フリの新開催地を予想する企画ボード(候補の中から選んでシールを貼っていただく)も好評のようでしたね。

 

また、休憩時間には会場をお買いもので回ることもでき、大好きなブースさんを訪問させていただくことも叶いました。

無料配布を発行なさっておられたブースさんからも無配をたくさんいただき、楽しませていただきました。ありがとうございます!

 

あとは……ブースへポスターを掲示しているブースさんは少なかったですが、現在位置をわかりやすくするためにも、ポスターを出していただけるとさらにいいかなあ、と思ったり……文フリ札幌は全てのブースを回る来場者さんが多いため、現在位置がわからなくてもさほど問題はないのかもしれませんが。

わたしは急いでお目当てのブースさんへ向かいたい時に「ここはどこだ!?」となるので(わたしだけ?)簡単なものでもいいから、ブースナンバーを入れたポスターがあると嬉しいですね。

自分が出店参加の際は、ポスターは毎回掲示しているのですが手軽にできる方法もあるので↓

novel-doujin.hatenadiary.com

 

novel-doujin.hatenadiary.com

 

おためしいただけましたら嬉しく思います。

自スペースにポスターがあると、自分が離席した際も帰りやすくなるので便利ですし……!←これが本当に便利です……(特に都内のイベントなど規模が大きい時は……)。

 

そんなこんなの文フリ札幌、ありがとうございました。

来年の第四回は、また出店で参加するか当日お手伝いをするか考え中ですが、何らかのかたちで行きたいと思っています。

文学フリマはさまざまな年代・作風の人が一堂に会し、自らの作品を発表できるという意味で非常に稀有な場です。

二次創作系のイベントとはまた違って、閉ざされた即売会という雰囲気もなく一般入場無料で一般の人も入りやすく、それでいて創作活動への熱意や愛情に触れることのできる環境です。

全国各地で行われていますので、どなたさまもぜひお近くの文フリ会場へ足を運んでみてくださいませね。

 

文学フリマ | 小説・評論・詩歌 etc.の同人/商業作品展示即売イベント

 

文フリではスタッフも募集されています。

スタッフ募集 | 文学フリマ

 

 

 

 

 

 猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin

 

 

BOOTHのあんしんBOOTHパック発送レポート

 

こんにちは、猫宮ゆりです。

今日は、pixivBOOTHのあんしんBOOTHパック発送を

体験してみたレポート記事です。

 

当方の同人誌の自家通販はもともと、

ピコ通販サイトと自家通販(自分の直通フォームでご希望を

お伺いして発送)をメインにしてきました。

BOOTHも使ってはいましたが、通常の自宅から発送で、

あんしんBOOTHパックは使用していなかったのです。

 

ちなみに、あんしんBOOTHパックとは発送元も購入者も

双方が住所などの個人情報をやりとりせずに商品の受け渡しが

できるサービスです。

他のフリマアプリなどの台頭も後押しし、この手のあんしんパックは

急激に普及した感がありますね。

 

そして先日、BOOTHでの通販を全てあんしんBOOTHパックに

切り替えました。

他の通販では今まで通りの発送体制とし、

お求めくださるかたに選んでいただけるようにしています。

それから少しして、あんしんBOOTHパックでの通販ご利用がありました。

 

 

とはいうものの、実はあんしんBOOTHパックに切り替えることには

心配もあったのです……

当方は田舎住まいなので、近くのヤマト運輸さんでも匿名配送が

ちゃんとできるかな? と不安でした。

あんしんBOOTHパックはヤマト運輸のセンターか、ファミリーマートなどの

コンビニでもできることになっていますが、当方の住む地域には

ファミリーマートもサンクスもサークルKもないので、ヤマト運輸

持ちこむしかありません。

しかし最寄りのセンターは田舎ゆえ職員の皆さんと顔見知りで、なんとなく

「あんしんBOOTHパック」なるものを持ちこむのは抵抗もあり……。

 

そこで、用があればしょっちゅう行く、お隣市のセンターで発送する

ことにしました。

BOOTHで手続きをし、梱包してセンターへ。

匿名配送の流れ自体は、BOOTHのページで詳しい案内があるので

そこは問題ないのですが……

 

センターへ行く前にはずいぶん検索しました。

そもそも、田舎のヤマトセンターで、匿名配送に必要な端末「ネコピット」は

あるのか? 匿名配送の発送だということをすぐわかってもらえるだろうか?

などを知りたかったのです。

検索すると同じく地方在住で不安を感じている人や、大丈夫だったよ!

という人の声、実際に匿名配送を写真つきでレポしてくれている人の声などを

たくさん見ることができ、心強かったです。

 

しかし、どうやらネコピットは、センターによって自由に操作できる

ところとそうでないところがある模様。

ここはどうかなー、と思いながら行ってみると、

 

わたくし「匿名配送で、ネコピットを使いたいのですけど」

 

店員さん「はい」←ネコピットを握りしめて待機してらっしゃる

 

そう、ここは自分で操作はできないセンターでした(;^ω^)

さらに、

 

店員さん「メルカリですか?ラクマですか?」

 

わたくし「あっ、BOOTH……というものなのですが……」

 

という会話もあり、なんだか気恥ずかしいですね……(;^ω^)

 

でも、店員さんがネコピットを持っていてくれたことで、ネットで

見ると読み取りにちょっと難儀することが多いらしい二次元コード

読み取りも簡単で、「にゃん」というOKサインもすぐに聴けました。

 

その後は滞りなく終了。

最初ちょっと不安で、少し恥ずかしかったですが、支払いも

必要ないですし手軽ですね。

今度は最寄りのセンターへも行ってみようかなと思います。

 

BOOTH以外のフリマアプリの匿名配送では、セブンイレブンでの

受付ができるものもあるそうなので、BOOTHでもそれが可能に

なったら田舎でももっと使いやすくなるなあ、とも思いつつ。

 

まずは、初めてBOOTHのあんしんBOOTHパックを使ってみた

レポートでした!

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌|

 

 

 

 

印刷所さんレビュー(グッズ編)・プリントネットさん

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

今日は印刷所さんレビューを久々更新です。

今回お世話になったのはプリントネットさん。

 

いわゆる印刷通販の会社さんですが、同人誌の

印刷に関しても力を入れておられますね。

初回の会員登録をすると、1000円分のポイントを

もらうことができ、そのポイントはすぐに使用できます。

 

わたしは今回、プリントネットさんでオンデマンドの

ポストカード印刷をお願いしました。

プリントネットさんはこういった印刷通販の会社さんの

中では、ポストカードに使える紙種が多い方です。

用紙説明も手軽に見ることができて便利ですね。

 

わたしはMr.Bスーパーホワイト180kgで刷っていただきました。

早速ポイントも使わせていただけてかなりお得…と思いきや、

北海道と沖縄は送料無料対象外地域となり、500円別途必要でした。

それでもお安いですけれども!

 

支払い方法も豊富にあっていいですね。

入稿後のメールはかなりこまめに来ますが、入金確認のメールは

なく、サイトのマイページで「入金済み」と表示が変わります。

 

前倒し発送可にして申し込むと、発送予定日の前日に

ゆうパックで送ってくださいました。

 

印刷は問題なくきれいで、ポストカードの余部は1枚でした。

 

プリントネットさんは同人誌印刷や名刺印刷もとても有名なので、

またお世話になってみたいと思います。

 

 

プリントネット

https://odahara.jp/

 

 

 

印刷所レビュー・緑陽社さん【追記しました】

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

印刷所さんを紹介していくシリーズですが、とりあえず、

今回で一段落です。

また新しい印刷所さんを試したら、このカテゴリーで更新

してゆきますね。

 

今回は、老舗で大手の緑陽社さんです。

 

緑陽社さんは、ちょっとここの趣旨としては番外編に近い

感じでのご紹介なのですが、

わたしがアンソロジーを主催した際にお世話になった印刷所さん

です。

 

自分のいちばん大好きな作品の、大好きなCPの、一世一代の覚悟で

臨んだアンソロジーだったので、心から納得できる印刷所さんに

刷っていただきたいと考えました。

 

いろいろ調べると、

「アンソロはやっぱり緑陽社さん」

「どんな原稿も万全に、と考えたら緑陽社さん」

というかたが多く、自分も緑陽社さんで決定することにしました。

 

というのも、まず譲れない条件として、

 

・印刷がきれいなこと

・小説も漫画もイラストも、どれも見やすく印刷してほしいこと

・アナログとデータの混在入稿が可能なこと

・万一、不備があったら教えてほしいこと

 

を挙げていたので、これらを叶えていただける印刷所さんとしても、

やはり緑陽社さんが安心、と感じたからでした。

 

とにかく万全に刷りたくて、アンソロ発行の約1年前から、緑陽社さんへ

ご相談をはじめました。

詳しい仕様やアナログ原稿のことなど、あるスタッフさんが担当をして

くださって、綿密に打ち合わせをさせていただきました。

 

このおかげで、カラー口絵も、見開きのイラスト原稿も、ほんとうに

素晴らしく美しく刷っていただくことができ、

細部まですばらしい完成度でした。

 

アンソロは2回主催し、そのいずれも緑陽社さんだったのですが、

どちらもその同じスタッフさんが相談にのってくださり、

他のスタッフさんも皆さんほんとうに温かく細やかで、

かゆいところに手が届くどころか、かゆくなる前から撫でて

もらえるような(?)そんな優しい、極上の接遇をしていただけました。

 

どんな小さなことでも答えてくださり、

最終的に本が完成した時にも、我がことのように喜んでくださったり

深い労りの言葉を寄せていただけたり……

 

その後、イベントへ直参した折には、そのお世話になった担当のかたが

スペースまで来てくださって、ごあいさつが叶ったこともありました。

 

ほんとうに、親切で上質なサービスをおこなってくれる印刷所さんです。

 

なかなか、個人誌ではお願いできないのですが、またアンソロを主催する

ことがあれば必ず使わせていただきたいと思っています。

 

小説本向きのセットもあったり、本文800ページまで可能だったり、

毎年エイプリルフールにはものすごく力の入った明るい嘘企画をうち

出してくれたり、

話題には事欠かない印刷所さんでもあります。

季節ごとに、そのシーズンの特殊紙の紙見本サンプルも発行している

ので、サンプルだけでも手にとってみると楽しいものです。

(記事初出:2016年11月17日)

 

【追記】

緑陽社さん、先日の2018年5月スパコミで久々にお世話になりました。

今回は折とじ本セットでの利用でしたが、相変わらず本当に丁寧に

対応してくださいました。

データのちょっとした部分の確認でもお電話をくださり、イベント

直接搬入でお願いしていたので当日はスペースにもまた挨拶に

お越しくださって、

本もとてもきれいに印刷製本していただきました。

緑陽社さんの折とじ本セット、コミックルンバピンクも選択できるので

それにしまして、春らしいかわいい感じの本にできました(*'ω'*)

(2018年5月24日追記)

 

 

 

緑陽社

http://www.ryokuyou.co.jp/doujin/

 

 

 

 

印刷所レビュー・ワンブックスさん(RED TRAINさん)【再追記しました】

 

こんにちは。猫宮ゆりです。

 

印刷所レビュー、今回はワンブックスさん。

 

ワンブックスさんは、株式会社RED TRAINさんの中の

サービスで、

「1冊でも100冊でも単価が同じ」

「1冊から本がつくれる」

という趣旨で脚光を浴びていますね。

 

利用方法は、ワンブックスさんのサイト内予約フォームから

まず予約を入れます。

非常に人気が沸騰していて、予約日は1か月前から

確保できるのですがあっという間に埋まってしまうので、

希望の日を押さえられない場合も多いです。

イベント合わせで使いたい時などは、よほど気合いを入れて

予約を勝ちとらないと難しいでしょう。

また、生産も追いつかないほどの状態が続いているため、

納品までの期間も規定よりかかると思っておくと無難です。

(自宅納品の場合、入稿から発送までを平均すると所要日数は14日ほど)

 

予約時は仕様などは暫定でOK。

だいたいのページ数と希望の用紙を選択して、

申し込みます。

 

予約日に入稿し、変更点などがあればその時に申し出ます。

 

ワンブックスさんは以前は、印刷の質がちょっと……という

声もあったようですが、2015年に印刷機を入れ替えたそうで、

現在の品質はかなり高いと感じました。

もちろんオンデマンドですが、カラーもモノクロも問題なく、

また本文用紙はたくさんの種類から選ぶことができるので、

個々の原稿データに合った紙を模索すると良いでしょう。

 

オリジナルの本文用紙もいろいろあり、

わたしがよく使う文庫サイズ専用のワンブックスノベル66kgは

なめらかでめくりやすい手触りで非常に軽い紙です。

 

ほんとうに1冊からつくれて、しかも他の1冊からOKの印刷所さんより

単価がむっちゃくちゃお安いので、

自分用やプレゼント用に1冊だけつくりたい、

友人との記念に2冊だけ、

などという場合にはぴったりだと思います。

(しかも文庫なら基本料金内で表紙・カバー・帯がセットです……!

カバーや帯の用紙も選べるし、オプションで遊び紙をつけたり

見返し仕様もできます。

あと、カラーもモノクロも料金が同じです!)

 

逆にある程度の部数を刷るなら他社の方がお得になってくるので、

部数や用紙、装丁を考慮して使い分けると楽しいですね。

(なお、非常にお安いため、細かい原稿チェックなどは一切ないです。

よほど大幅なサイズ間違いなど、致命的な支障がない限り

そのまま工程が進められるので、原稿作成とチェックは自己責任で

念入りにしましょう)

 

それと注意点としては、帯やカバーのサイズもワンブックスさんで

指定されているけれどテンプレートなどはないので、自分で計算するか

サイズが同一の他社テンプレートを用意する必要があります。

(ワンブックスさんは他社テンプレート使用OKです)

わたしは、カバーはSTARBOOKSさん、帯はアクシス出版さんの

テンプレートをお借りしています)。

 

ワンブックスさん、賢く使うとほんとうに本づくりが面白くなります。

(記事初出:2017年4月28日)

 

【追記1】

この記事をアップしたあと、2017年は本当にワンブックスさんに

お世話になった年でした。

仕事関係の印刷物で13回ほどお世話になりました。

 

また、2017年10月スパークでは、別名義二次創作での個人誌新刊を

ワンブックスさんでお願いしまして、

文庫でカバーをユーライト、表紙をアートポスト、帯をトラネクストに

していずれもフルカラー、

本文用紙は淡クリームせんだい、

そして、カバーと帯の上にはワンブックスさんのお家芸ともいえる、

クリアPP張りトレぺを表巻きでかけていただきました。

クリアPPトレぺ、ワンブックスさんのサイトで見本が公開されているので、

まだの方様はぜひ一度お目通しください。

 

また、このスパーク新刊は会場直搬でお願いしましたが、

搬入準備ができた際にメールもいただけて、当日はスペースに

Twitterでもおなじみの前田さまが挨拶に来てくださいました。

名刺をいただいていろいろとお話でき、嬉しかったです。

(スパーク納品の予約をとる時は、予約開始と同時にサイトに

かじりついて光の速さでとりました……!)

ワンブックスさん、2018年もいろいろとお世話になる予定です。

(2017年12月19日追記)

 

【追記2】

そしてさらに、2018年5月スパコミでも、別名義二次創作の方の

新刊でまたワンブックスさんにお世話になりました。

今回はカバーと表紙の仕様は↑前回同様で、

帯はつけず、本文用紙はソリストN、カラー口絵を入れたので

その分を紙替えでトラネクストにしていただきました。

今回も会場直搬でお願いしましたが、スペースへまた前田さまが

挨拶に来てくださり、紙のことなどお話できて楽しかったです。

 

ワンブックスさん、またお世話になりたいと思います。

(2018年5月22日再追記)

 

 

 

 

ワンブックス

http://www.red-train.co.jp/onebooks

 

猫宮ゆり