小説同人誌の、フォントの話。
こんにちは。
猫宮ゆりです。
今日は小説同人誌の、フォントについての話題です。
これもほんとうに、小説同人誌を愛してやまないかたがたの
間では、永遠に語り続けられる話題のひとつですね。
文字の雰囲気、書体によって、同じ文章でも驚くほど異なって
見えるもの。
読みやすさや、その作品世界への入りこみやすさまで、
フォントが左右するといっても支障ありません。
フォントに関しては、
以前の記事でもご紹介をさせていただいた
小説同人誌向け明朝体フリーフォントまとめ – ALBA LUNA や、
【まとめ】同人誌の本文用フォントはこれでいいんじゃね?(フリーフォント編) - 遠近法ノート 、
【まとめ】同人誌の本文用フォントはこれでいいんじゃね?(有料フォント編) - 遠近法ノート 、
それから本文用に限りませんが
また、
個人的 「皆さんのA5本小説設定を教えてください」まとめ - Togetterまとめ
ざっくりまとめ 「皆さんの文庫本設定を教えてください」 - Togetterまとめ
なども、実際の小説同人誌サークルさんの声を参考にできますね。
それで、
とどのつまり、小説同人誌のフォントはどれを使ったらいいのか?
というのは、結局は人それぞれ好み、としか言えないし、
単純に「有料フォントが至高」「フリーフォントは良くない」
なんてこともないのですから。
わたしも最初はよくわからず、PCがWindowsなので3冊めの本までは
MS明朝を使っていました。
そのあとにあれこれ試し、IPA明朝、F910明朝体W3-IPA、三番明朝などを
使ってみました。
今は、フリーフォントなら三番明朝が個人的にはいちばん好きです。
文字がはっきりくっきりしているのが好みなので、読みやすいです。
本としてでなく、ペーパー収録のSSなどであれば、
はれのそら明朝や梅明朝も良いです。
これらは、長い文章より短い文章に合うような気がします。
有料フォントではやはりリュウミンがその美しさと知名度でも、抽んでて
いる印象ですね。
Mac標準のヒラギノ系も、フォルムが端整で高い視認性を備えています。
自分が小説同人誌を買って読む場合は、夢中で読んでしまうので
フォントをそこまで気にしないのですが、
自分が本をつくる側のときは、やはりいろいろと考えたくなりますね。
また、まれに
PCに入っているフォントで許可がないと商用利用できないフォントを
知らずに使ってしまうケースもあるので、そこは注意したいところです。
ノンブルのフォントなども、明瞭でかつ、邪魔にならない書体を選びたい
ですね。
これはわたしは、Oranienbaumを使うこともあります。
ほんのちょっと特徴があって、洗練されている感じが好きです。
なお、フリーフォントを使った場合それがOpenTypeフォントであれば、
WordからPDF化する際にフォントの埋め込みが完了されないので、
別でPDF変換ソフトを使用する必要があります。
こちらを参考に、わたしもこのソフトを活用しております。
自分の作風やイメージにそぐうフォントを見つけて、
同人誌づくりをさらに楽しくしてゆけたら何よりですね。