【ちょっと辛口】「小説書きだと○○してもらえない問題」って?
こんにちは。
猫宮ゆりです。
今日は、
先日の記事「絵描きは小説書きとは仲良くならないって本当?」の
文末に記した、
「小説サークルだと○○してもらえない悩み」について、語って参ります。
※今回は、ちょっとだけ辛口?毒舌風味?かもしれないですが、
決して、批判や文句ではありません。
お嫌な方様は何卒、スルーしていただけましたら幸甚です。
あ!!
あと、愛ある辛口、のために、今回は謎の新キャラが登場します(;^ω^)
「小説サークルだと○○してもらえない」
「小説書きだと○○されない」
こと、って、一体なんでしょう?
これは、ネットでよく見かける同人あるある……なのですが
たとえば、
小説サークルだと、そもそも同人誌を手に取ってもらえない。
小説同人誌だと、スペースの前を素通りされる。
小説サークルだと、そのジャンル・CPをやってるのに、
「あのジャンル(CP)全然ないね~」などと言われてしまう。
小説同人誌だと、不意に試し読みしてくれた人が露骨に
「あ、しまった小説だった」的な様子で去っていく。
小説だと、無配もはけない。
さらに、これらへ加えて、先日の記事の話のように、
小説サークルだと、絵や漫画のサークルさんと仲良くして
もらえない。
という声も、一緒に語られることが多いです。
……これって、本当なのでしょうか?
本当だとしたら、小説同人誌サークルは、どうすれば
いいのでしょうか?
これへの答えは、謎の新キャラ・ユリお姉に語ってもらいましょう!
ユリお姉ー!!
ユリお姉>
は?そんなこと知んないわよ!!
ていうかあんた、そんなこと
どーもしなくていいわよ!!
ほっときなさいよ!!(*'ω'*)
だそうです。
>
だってそんなの、どーだっていいことじゃない!!
あんたが考え悩む必要なんてまるっきりないし、
どうこうしようって右往左往する必要もぜーんぜん
ないでしょ。
そんなことより、あんたがつくりたい本をつくれて、
あんたが好きなキャラを書けたら、
それでいーじゃないの。ね?
確かに。
小説かどうか抜きにして、「それが好きだからつくりたい、買いたい」
情熱が育み、連綿と繋がれてきた同人界。
そこにあるものって突き詰めたら、いや突き詰めなくても、
その情熱だけのとても純粋な世界です。
「何がなんでもこの本はこのイベントで出す!!!」
と思ったら、どんな無理なスケジュールでも原稿を仕上げられるし、
印刷代が高かろうと徹夜が続こうと、見事やりきった瞬間の達成感たるや
もう、全身がかっ飛ぶほどの歓喜。
買い手も、
「俺は絶対に○たんのエロをゲットするんじゃあああ!!」
「私は死んでも●×○の新刊を全買いすんぞおおおお!!」
その情熱を原動力に、日頃の自分をはるかに凌駕するパワーと
アグレッシブさをカンストさせ、会場じゅうをブンブン駆け回ることが
たやすくできてしまう。
薄い本以外でここまで人間がフルパワーな状態変化を起こせる事象は、
そうはないと思います。
(イベントの日って、自前でピオリムもバイキルトもかかってる感じ
ですよね)
で、元来そんな純粋な、「好き」だけで成り立つ世界なのに、
今はいろいろ気にかかる要素が増えたから、ついそこに目がいって、
悩みこんでしまったりするのですね。
Twitterとか、
pixivのブクマ数や閲覧数・点数、
サイトのカウンターやコメント、
本への感想の多い少ない、
○○さんは完売なのに自分は……
など。
ネットの普及は、日常も同人活動もとても便利にしてくれましたが、
「よけいなものを、みんなが見られるかたちで見せる」
側面も持っています。
そこを直視して、苦悩したり疲れてしまう人もたくさんいます。
だよね?
>
そうね。。
それはアタシだってわかるわ。
けどだからってね、そんなもんにあんたが振り回される必要ある
ってことにはなんないんじゃないの。
ネットは、使いかた次第でしょ。
あんたにとって有意義なよーに、役に立つよーに使えばいいの。
イベント申し込みオンラインでしたら楽じゃない?
お品書きpixivに上げたりしたいじゃない?
それでいーのよ。
見なくていーものまでしょいこんであんたがしんどくなることないの。
そーゆーのってね、たいってい、自分から見にいってそんで疲れちゃう
んだから。見にいかなきゃいーのよ。首つっこまないの。
……だねー(*´▽`*)。
で、それでもよくあるそのネット上の疲労や苦悩が、上記の
「小説サークル○○してもらえない問題」にどう結びつくかというと、
本来「好き」だけでいい情熱の世界で、
さまざまなことが目について揺さぶられた末、
自分の作品(と自分)に自信が持てない小説サークルさんが多いから、
といえます。
人間の心は、自身の中で問題と認識していることに反応するシステムなので、
普段から自分の作品(と自分)に自信がないと、
「外の出来事をその自信のなさに関連づけて捉える」傾向がある、ためです。
だから……
小説サークルだと、そもそも同人誌を手に取ってもらえない。
→それはね、あんたが「小説サークルだから」じゃなくって、
そもそもそのイベントにあんたのジャンルや作風に関心のある人が
少なかったのよ!
同じオタクでもひとりひとり好みが違うんだからそれは
しょーがないわよ。誰のせいでもないの。
アタシだって小説同人誌が大好きだけど、さすがに全然知らない
ジャンルの島に行って本を手に取ったりはしないわよ。
それか、あんたがどんないい本をつくってるか、その周知がちょっぴり
足りなかったのかもね。
何のジャンルでどんなカップリングなのかとか、一次創作系ならどんな
世界観でどんな作風なのかとか、自分から出さなきゃ誰もわかんないわよ。
それに「手に取ってほしい」なら、やっておけることはいっぱいあるわ。
ただボサッとしてたって×ね。
告知して情報出して工夫して、それでもダメだったならその時は、
いつでもアタシの胸で泣いていいわよ(ノД`)・゜・。
一緒に泣くから!!
小説同人誌だと、スペースの前を素通りされる。
→あのねー。。
その人たぶん、わざと故意にあんたのスペース前を素通りしたん
じゃなくって、単にそこ通過しただけよ。
それか、迷ってウロウロしてんのよ。
いるじゃない、「あれっ!?ここどこだよ!やべえ●さんの新刊早く買いてえ」
って感じでアワアワ空回って何度も同じとこ通ってる人。それよ。
まあ、アタシもよくやらかすけど★それがイベントよ!
なのに勝手に「小説同人誌しか置いてないから素通りされた」なんて
思いこんでたら、寿命縮まっちゃうわよ。
そーゆー時はね、「この様子を、小説にするならどんなふうに描写しようか」
って考えて、頭の中でやってたらテンション上がってくんのよ。
客観視できるしね。
小説サークルだと、そのジャンル・CPをやってるのに、
「あのジャンル(CP)全然ないね~」などと言われてしまう。
→これは、けっこうあるらしいわね。
実際にこういうのが耳に入ると、そりゃ悲しいわよね……( ノД`)
まあ、冷静に考えれば、
単純に気づかれていないか、もしくは、自分の作品がその人の
好みではない。ってことね。
ま、こういうことを、あえてサークルに聴こえるように言うって行為は
良くないし、そんなことわざわざ言うやつは確かに、根性に難があるわ。
だけど、気にしたってしょうがないのよね。
ほんとに気づかれてなかったのかもしれないし、ひょっとしたら、
そもそも、あんたのジャンルのことを言ってたんじゃないかもよ。
自分に自信がない時はね、関係ないことまで自分ごとみたいに聴こえ
ちゃうのって、実はよくあるの。それも無意識にね。
小説同人誌だと、不意に試し読みしてくれた人が露骨に
「あ、しまった小説だった」的な様子で去っていく。
→深読みしすぎよ!!!
あ、あんた、人の心読めるの!?
はっまさかアタシの心も!?恐ろしい子……!
って、そーじゃなくって、その人がどう思って去ってったかなんて
わかんないでしょ。
ただその人が小説に興味がなかったか、たまたま好みとは違った。
それか、「大変だもうこんな時間!!」かもしれないし、
「まずいもう軍資金なかったガーン!!」かもしれないじゃないの。
ていうか、ほんとに「しまった小説だった」って感じたんだとしたって、
興味がない人・嗜好が合わない人に本を買われたってしょーがないんだから、
全く気に病む必要なし。でしょ。好みは自由だもの。結果オーライよ!
だいたい、漫画だってイラストだって好みはあんだから、
「小説同人誌だと」って前提で考える自体ナンセンスだわ。
小説だと、無配もはけない。
→たとえ無料でも、「欲しくなければいらない」のが同人グッズよ。
あんただってそーでしょ?違う?
あと、もらう立場になるとわかるけど、
「ま、まだ無配あるかな?」
「もうなくなっちゃったかもな……」
「なんか無配くださいって言いにくい(クレクレ星人だと
思われたくない)し、サークルさんが言ってくれたらもらおう」
とかね、ぐるぐる考えたりするものなのよ。
だからね、「ください」って言ってもらうのを待つより、
無料配布ならどんどん本と一緒に渡してしまうほうがいいの。
(言ってもらえたら嬉しいのわかるけどね、自分から動くの。)
もらった人は、いらなかったら捨てるしね。心配無用よ。
それと、無配物の委託配布を受けつけている同人サイトさんもあるから、
あまっても「小説サークルだから無配もはけないんだ……」なんて
拗ねてないで、自分からコツコツ行動することよ。
そういうところや方法がわからないなら、いつでも相談に乗るわ。
小説サークルだと、絵や漫画のサークルさんと仲良くして
もらえない。
→もおおおおおおお(;´Д`A ```!!!
「小説サークルだから」、「漫画サークルさんに仲良くしてもらえない」
なんてほんとに考えてるんなら、その考えかたのせいよ!!!
お相手はね、「漫画サークルさん」「素敵な絵描きさん」の前に、
ひとりの人間なのよ。あんたと同じよ。飯も食えば屁もこくわよ。え?こかない?
ひとりの人間がひとりの人間へ、礼節をもってご挨拶したなら、それを
邪険にする相手はそうはいないわ。
もしもそれで冷たくされたらそれは相手の問題ね。
だけど、そうじゃなく、
「素敵漫画サークルさんと親しくなりたい!」
「神絵師さんとお近づきになりたい!」
だけで接してるんだとしたら、
そして仲良くしてもらえなくて「自分が小説書きだからだ」なんて
むくれてるんだとしたらそれは、その考えかたがイケてないのよ。
勝手に拗ねて、勝手にむくれて、勝手に被害妄想を起こすのはね、
性格がぶっちゃいくになってる時よ!!!:(;゙゚''ω゚''):
きゃあああああ。。
でね。
そんな時はね、疲れてるかおなかがすいてるか、
身体が冷えてるか、気持ちが寂しい時でもあるわ。
あったかいもの食べて、水分とって、おふとん入って、
お気に入りの本を読んでそんで腐るほど寝るといいわよ!!
それでもしゅーーーんとしちゃうんならね、アタシがいつでもあんたの
友だちになるんだからっ。ね?女子会()するわよ!!!
え?やだ??えっ!!おい!!ちょっと!(お姉、強制送還)
☆
「小説サークルだから」
「小説書きだから」
と、感じてしまいがちな事柄の多くは、
そんなふうに、自分の中の考えかた・捉えかたの問題でもあります。
考えかたと捉えかたは、いつでも変えられるもの。
あれこれ気に病みすぎず、自分と自分の作品を信じて、
まっすぐに好きなものをつくり続けることがいちばんですね。
今日は、ユリお姉にもおつきあいいただき(……)、
ありがとうございました!
猫宮ゆり
ゼロからはじめる小説同人誌
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