ゼロからはじめる小説同人誌 の、猫の巻。

「虎の巻(「芸事などが上達する秘訣を記した書」)」には及ばないけど、でも、ほんとのことだけ記していくよ! 小説同人誌にまつわるそんな心意気を、もりもりこめたブログです。

文章の仕事は小説同人活動に役立つか否か?

 

こんばんは。

猫宮ゆりです。

 

 

以前、このブログの過去記事でもお話しましたが、

当方は仕事でライティング業をおこなっており、

現在は過去記事を公開した頃よりもその比重が増えています。

個人事業主になったのは2008年からですが、業態の移り変わりを

経て、今はこのフリーの売文業が一番大きい収入源になりました。

 

 

さて、そういった仕事としての文章作成は果たして、

同人活動に役立つでしょうか。

今回は、ここを掘り下げてみようと思います。

 

まず思いつくメリットは、

 

・単純に、文章を作成する時間や作業量が多くなるので、

文章作成と推敲校正に慣れる

・必然的に文章作成が速くなるので、それを同人にも

生かせる

・同人で使わないような表現も使えるので楽しい

(逆もそうですが。仕事で使えないような表現も同人ならできる)

・仕事を通して知った知識や調べた事柄を創作に活用できる

・常に何かしらの〆切を抱えた状況になるため、同人の〆切にも

慌てなくなる

 

などでしょうか。

これらは、当方の体感ではありますが、確かな利点であるといえます。

 

ひとつの仕事に対して早く仕上げられないとどうしようもないので、

当然ながら文章作成は速くなります。

そしてもちろん、フリーランスは信用第一ですから納期厳守。

決まった期日までに(むろん、期日より早ければいうことなし)

ものを仕上げる力というのも確実につきます。

 

でも実際に、当方が仕事の文章で楽しいのは上記の中の、

「同人では使わないような表現を仕事で使える」ことです。

当方の二次ジャンルではまず使わない表現というのがたくさんある

のですが、仕事の文章では使える。

これが、気分転換にもなって楽しいですね。

 

そして、

仕事の文章作成をすると一番変わるのは、

 

・どんな題材でもとにかく書けるようになる

 

ということでしょう。

 

 

そのテーマや題材・依頼内容が自分の好きなものや造形の深いもの

ならもちろん、

興味のないことだろうと嫌いなことだろうと、

どんなことに対しても規定の文字数以上書けるようになります。

仕事ですからね(;^ω^)

それに、中身がないと次の受注や単価の上昇に繋がりませんので、

結局はその題材に興味も持つし、下調べや資料集めだって、

楽しんでもいるのです。

 

同人は、「好きだからこそつくる」世界ですから苦手なものを

わざわざつくるスキルなどはいらないですが、

とにかく何でも書けるようになるとスランプもなくなりますから、

どんな時でもコンスタントに書けます。

 

 

そして、仕事の文章作成が同人活動に役立たない面……というか

仇になる側面は当然ながら、

・時間が奪われること

です。

これ一択です。

余裕のある時はいいですが、同人も仕事も重なってくる〆切の時など、

アワアワしますね。

でも、それ以外にデメリットはないかも。

 

 

総合すればやはり、仕事の文章作成が同人に役立つか役立たないかでいうと、

当方の場合は確実に役に立っているのでしょう。

 

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

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