小説同人誌の、組版の話。
こんにちは。
猫宮ゆりです。
今日は、小説同人誌の組版の話題です。
フォントと同じく、組版も凝りはじめるとそれはもう、
夜を徹して語り明かしてもなお話が尽きない、
永遠のテーマではないかと思います。
文字組みが端整で美しい小説同人誌は、見た目にも
非常に完成度が高く、優れた視認性で読解を助けます。
「文字組みが綺麗な同人誌にはずれなし」という話も
よく見かけますね。
レイアウトに関しては、
以前の記事でもご紹介した
個人的 「皆さんのA5本小説設定を教えてください」まとめ - Togetterまとめ や
ざっくりまとめ 「皆さんの文庫本設定を教えてください」 - Togetterまとめ など、
また
#お前らの文字数行数段組教えろよ - Togetterまとめ 、
#同人誌の情報交換がしたい まとめ - Togetterまとめ などでも、
生の声を知ることができ、とても参考になります。
InDesignを使ってのレイアウトは、わたし個人はおこなっておらず、
なのでその方面でのお話はできないし今後も導入予定はないのですが、
使いこなしているかたの小説同人誌は素晴らしいと尊敬しております。
自分は個人的には、組版の学習をする時間とゆとりがあればその間に
もっと創作をしたい、本をつくりたい、1行でも先へ進めたい、
という考えでして
ゆえに、Word→PDF、という流れをずっと続けています。
その辺りは、個々人の趣味・主義、表現において大切にしているものの
優先順序、だと思うので
レイアウト重視もよし、レイアウトにこだわらないもよし、
自分のやりかたに各々が自信をもってやってゆけば良いのではないでしょうか。
小説同人誌をつくりたい人というのは皆、
【小説で表現したいものがある】
わけで、
そこに優劣はありません。
その上で、大別すると
【表現したいものを、より美しく完成されたビジュアルでかたちにしたい】
という人、
【表現したいものを、余さずすべて納得いくように昇華させられれば満足】
という人がいて、
そこにも、優劣はありません。
わたし個人は、後者ですね。
どちらであっても、自分の表現に自信をもってその方向を極めてゆくのが
最良と思います。
ので、ここでは高度な組版の話はできませんし致しませんが、
精緻なレイアウトの小説同人誌は大好きです。
そして、どちらの表現もわたしは大好きです。