ゼロからはじめる小説同人誌 の、猫の巻。

「虎の巻(「芸事などが上達する秘訣を記した書」)」には及ばないけど、でも、ほんとのことだけ記していくよ! 小説同人誌にまつわるそんな心意気を、もりもりこめたブログです。

句読点の位置を突き詰めつづける。

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

小説技術を掘り下げるこのカテゴリー、今回は

句読点について、です。

 

 

 

わたしのお友だちで、イラストレーターとデザイナーをしている

人がいるのですが、彼女が

「1ミリまで、1ピクセルまで心を砕いてデザインを創っている」

と、語っていたことがありました。

 

ダンサーも、手の指1本1本、爪の先まで神経を向け、

研ぎ澄ませます。

 

では。

文章でいうならばそうした部分は、どこに宿るでしょう。

どこに表れるのでしょう?

 

 

それが、句読点の位置であり、句読点の使いかた、なのです。

 

 

EメールやSNSの普及によって、この句読点を使いこなせない人が

増えました。

なんでもかんでも改行する風潮に変わり、

絵文字や顔文字が句読点の居場所を席巻してしまいましたね。

 

もちろん、メールやSNSが駄目なわけではないし、

絵文字も顔文字も、とても楽しい文化だと感じます。

 

やったー。

より、

やったー(≧▽≦)!

のほうが、断然メールやSNSでは臨場感と感情が伝わって、

見ていても明るい気持ちになれますものね。

 

 

けれど、

文章、ことに小説表現では、句読点の使いかたはものすごく

重要です。

 

全体のセンテンスがどれほど秀逸でも、句読点の使いかたや

位置がいまいちだったらその全部の素敵さが死にます。

 

それに、句読点の位置と使用センスは、最大限にその作者独自の

個性や持ち味を発揮できるポイントでもあります。

ことに一人称で作品をつくる際や会話文は、これの使いかたひとつで

作品の味わいと登場人物の魅力が大幅に変動してきます。

 

「ねえ、話したいことがあるんだけど」

 

「ねえ。話したいことがあるんだけど」

 

「ねえ、話したいこと、あるんだけど」

 

↑たったこれだけでも、それぞれから受ける印象は異なりますよね。

 

 

だからこそ、

「自分らしい句読点の使いかた」

と、

「自分にしては少しイレギュラーな句読点の使いかた」

とを確立させて、どちらも使いこなせるようになると、文章をつくる

ことがもっと面白くなります。

 

 

句読点の位置の決めかたは、

なんといっても、文章を正確に読みやすい位置へ打つ。

まずはこれが基本。

読点は特に、位置ひとつでまったく文脈の解釈が変わってしまう箇所も

存在しますから、これは音読しながら決定すると安心です。

 

それから、

小説は作文や論文とは違うので、読みやすいだけだと味気も色気も乏しく、

退屈な仕上がりを招きます。

そこで、ちょっとひねりのある、パンチの効いたスパイシーな句読点の

箇所も盛りこむわけです。

 

するっと読めない、わずかに引っかかる位置へ句読点を置くことで、

そのシーンの印象が濃くなり、洒脱さや不穏さを出すなど場面の強調を

担ってくれます。

 

また、作者の文章個性にもよりますが、基本的にはひとつのセンテンスは短い

ほど質が良いとされます。

読点は2つか3つまで、4つ以上になる際はいったん句点で切る。

読点が4つ以上の長い文章は相当、意図的につくらないと、

だらだら冗長な印象になります。

 

とはいえ、それもギミックに使えるポイントではあります。

大きな伏線をそこに入れこんでおくとか、大事なキーワードをあえて

そこで出しておけば、あとからその存在をクローズアップする時にそこの

箇所がいい仕掛けとして機能してくれます。

 

それに、句読点の位置は唯一無二の正解というものを持ちませんから、

推敲を繰り返すたび、何度でも手を入れたくなるものです。

逆に、「ここの句読点は絶対にここだ」という、どうあっても

揺るがない位置というのもありますね。

 

いずれにしても、作者がその作品全体の句読点の位置に

納得していて、そのひとつひとつの意味に責任を持てると

いえる場合は例外なく、

その作品は素晴らしいものになっているはずです。

 

 

小さいけれど、それなしには小説が成り立たない句読点。

その存在に感謝しつつ、よりよい使いかたを

織りあげつづけてゆきたい。

そう思います。

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin

 

 

 

 

 

 

 

【ちょっと辛口】「小説書きだと○○してもらえない問題」って?

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

今日は、

先日の記事「絵描きは小説書きとは仲良くならないって本当?」

文末に記した、

「小説サークルだと○○してもらえない悩み」について、語って参ります。

 

※今回は、ちょっとだけ辛口?毒舌風味?かもしれないですが、

決して、批判や文句ではありません。

お嫌な方様は何卒、スルーしていただけましたら幸甚です。

あ!!

あと、愛ある辛口、のために、今回は謎の新キャラが登場します(;^ω^)

 

 

 

 

 

 

「小説サークルだと○○してもらえない」

「小説書きだと○○されない」

こと、って、一体なんでしょう?

 

これは、ネットでよく見かける同人あるある……なのですが

たとえば、

 

小説サークルだと、そもそも同人誌を手に取ってもらえない。

 

小説同人誌だと、スペースの前を素通りされる。

 

小説サークルだと、そのジャンル・CPをやってるのに、

「あのジャンル(CP)全然ないね~」などと言われてしまう。

 

小説同人誌だと、不意に試し読みしてくれた人が露骨に

「あ、しまった小説だった」的な様子で去っていく。

 

小説だと、無配もはけない。

 

 

さらに、これらへ加えて、先日の記事の話のように、

 

小説サークルだと、絵や漫画のサークルさんと仲良くして

もらえない。

 

 

という声も、一緒に語られることが多いです。

 

……これって、本当なのでしょうか?

本当だとしたら、小説同人誌サークルは、どうすれば

いいのでしょうか?

 

 

これへの答えは、謎の新キャラ・ユリお姉に語ってもらいましょう!

ユリお姉ー!!

 

ユリお姉>

は?そんなこと知んないわよ!!

ていうかあんた、そんなこと

どーもしなくていいわよ!!

ほっときなさいよ!!(*'ω'*)

 

だそうです。

 

 >

だってそんなの、どーだっていいことじゃない!!

 

あんたが考え悩む必要なんてまるっきりないし、

どうこうしようって右往左往する必要もぜーんぜん

ないでしょ。

 

そんなことより、あんたがつくりたい本をつくれて、

あんたが好きなキャラを書けたら、

それでいーじゃないの。ね?

 

 

確かに。

小説かどうか抜きにして、「それが好きだからつくりたい、買いたい」

情熱が育み、連綿と繋がれてきた同人界。

そこにあるものって突き詰めたら、いや突き詰めなくても、

その情熱だけのとても純粋な世界です。

 

「何がなんでもこの本はこのイベントで出す!!!」

と思ったら、どんな無理なスケジュールでも原稿を仕上げられるし、

印刷代が高かろうと徹夜が続こうと、見事やりきった瞬間の達成感たるや

もう、全身がかっ飛ぶほどの歓喜

 

買い手も、

「俺は絶対に○たんのエロをゲットするんじゃあああ!!」

「私は死んでも●×○の新刊を全買いすんぞおおおお!!」

その情熱を原動力に、日頃の自分をはるかに凌駕するパワーと

アグレッシブさをカンストさせ、会場じゅうをブンブン駆け回ることが

たやすくできてしまう。

薄い本以外でここまで人間がフルパワーな状態変化を起こせる事象は、

そうはないと思います。

(イベントの日って、自前でピオリムバイキルトもかかってる感じ

ですよね)

 

で、元来そんな純粋な、「好き」だけで成り立つ世界なのに、

今はいろいろ気にかかる要素が増えたから、ついそこに目がいって、

悩みこんでしまったりするのですね。

 

Twitterとか、

pixivのブクマ数や閲覧数・点数、

サイトのカウンターやコメント、

本への感想の多い少ない、

○○さんは完売なのに自分は……

など。

 

ネットの普及は、日常も同人活動もとても便利にしてくれましたが、

「よけいなものを、みんなが見られるかたちで見せる」

側面も持っています。

そこを直視して、苦悩したり疲れてしまう人もたくさんいます。

だよね?

 

 

そうね。。

それはアタシだってわかるわ。

 

けどだからってね、そんなもんにあんたが振り回される必要ある

ってことにはなんないんじゃないの。

 

ネットは、使いかた次第でしょ。

 

あんたにとって有意義なよーに、役に立つよーに使えばいいの。

イベント申し込みオンラインでしたら楽じゃない?

お品書きpixivに上げたりしたいじゃない?

それでいーのよ。

 

見なくていーものまでしょいこんであんたがしんどくなることないの。

そーゆーのってね、たいってい、自分から見にいってそんで疲れちゃう

んだから。見にいかなきゃいーのよ。首つっこまないの。

 

 

 

……だねー(*´▽`*)。

 

で、それでもよくあるそのネット上の疲労や苦悩が、上記の

「小説サークル○○してもらえない問題」にどう結びつくかというと、

本来「好き」だけでいい情熱の世界で、

さまざまなことが目について揺さぶられた末、

自分の作品(と自分)に自信が持てない小説サークルさんが多いから、

といえます。

 

人間の心は、自身の中で問題と認識していることに反応するシステムなので、

普段から自分の作品(と自分)に自信がないと、

「外の出来事をその自信のなさに関連づけて捉える」傾向がある、ためです。

 

だから……

 

 

小説サークルだと、そもそも同人誌を手に取ってもらえない。

それはね、あんたが「小説サークルだから」じゃなくって、

そもそもそのイベントにあんたのジャンルや作風に関心のある人が

少なかったのよ!

 

同じオタクでもひとりひとり好みが違うんだからそれは

しょーがないわよ。誰のせいでもないの。

 

アタシだって小説同人誌が大好きだけど、さすがに全然知らない

ジャンルの島に行って本を手に取ったりはしないわよ。

 

それか、あんたがどんないい本をつくってるか、その周知がちょっぴり

足りなかったのかもね。

 

何のジャンルでどんなカップリングなのかとか、一次創作系ならどんな

世界観でどんな作風なのかとか、自分から出さなきゃ誰もわかんないわよ。

それに「手に取ってほしい」なら、やっておけることはいっぱいあるわ。

ただボサッとしてたって×ね。

告知して情報出して工夫して、それでもダメだったならその時は、

いつでもアタシの胸で泣いていいわよ(ノД`)・゜・。

一緒に泣くから!!

 

 

 

小説同人誌だと、スペースの前を素通りされる。

あのねー。。

その人たぶん、わざと故意にあんたのスペース前を素通りしたん

じゃなくって、単にそこ通過しただけよ。

それか、迷ってウロウロしてんのよ。

いるじゃない、「あれっ!?ここどこだよ!やべえ●さんの新刊早く買いてえ」

って感じでアワアワ空回って何度も同じとこ通ってる人。それよ。

まあ、アタシもよくやらかすけど★それがイベントよ!

 

なのに勝手に「小説同人誌しか置いてないから素通りされた」なんて

思いこんでたら、寿命縮まっちゃうわよ。

そーゆー時はね、「この様子を、小説にするならどんなふうに描写しようか」

って考えて、頭の中でやってたらテンション上がってくんのよ。

客観視できるしね。

 

 

小説サークルだと、そのジャンル・CPをやってるのに、

「あのジャンル(CP)全然ないね~」などと言われてしまう。

これは、けっこうあるらしいわね。

実際にこういうのが耳に入ると、そりゃ悲しいわよね……( ノД`)

 

まあ、冷静に考えれば、

単純に気づかれていないか、もしくは、自分の作品がその人の

好みではない。ってことね。

 

ま、こういうことを、あえてサークルに聴こえるように言うって行為は

良くないし、そんなことわざわざ言うやつは確かに、根性に難があるわ。

だけど、気にしたってしょうがないのよね。

 

ほんとに気づかれてなかったのかもしれないし、ひょっとしたら、

そもそも、あんたのジャンルのことを言ってたんじゃないかもよ。

自分に自信がない時はね、関係ないことまで自分ごとみたいに聴こえ

ちゃうのって、実はよくあるの。それも無意識にね。

 

 

小説同人誌だと、不意に試し読みしてくれた人が露骨に

「あ、しまった小説だった」的な様子で去っていく。

深読みしすぎよ!!!

あ、あんた、人の心読めるの!?

はっまさかアタシの心も!?恐ろしい子……!

って、そーじゃなくって、その人がどう思って去ってったかなんて

わかんないでしょ。

 

ただその人が小説に興味がなかったか、たまたま好みとは違った。

それか、「大変だもうこんな時間!!」かもしれないし、

「まずいもう軍資金なかったガーン!!」かもしれないじゃないの。

 

ていうか、ほんとに「しまった小説だった」って感じたんだとしたって、

興味がない人・嗜好が合わない人に本を買われたってしょーがないんだから、

全く気に病む必要なし。でしょ。好みは自由だもの。結果オーライよ!

 

だいたい、漫画だってイラストだって好みはあんだから、

「小説同人誌だと」って前提で考える自体ナンセンスだわ。

 

 

小説だと、無配もはけない。

たとえ無料でも、「欲しくなければいらない」のが同人グッズよ。

あんただってそーでしょ?違う?

 

あと、もらう立場になるとわかるけど、

「ま、まだ無配あるかな?」

「もうなくなっちゃったかもな……」

「なんか無配くださいって言いにくい(クレクレ星人だと

思われたくない)し、サークルさんが言ってくれたらもらおう」

とかね、ぐるぐる考えたりするものなのよ。

 

だからね、「ください」って言ってもらうのを待つより、

無料配布ならどんどん本と一緒に渡してしまうほうがいいの。

(言ってもらえたら嬉しいのわかるけどね、自分から動くの。)

もらった人は、いらなかったら捨てるしね。心配無用よ。

 

それと、無配物の委託配布を受けつけている同人サイトさんもあるから、

あまっても「小説サークルだから無配もはけないんだ……」なんて

拗ねてないで、自分からコツコツ行動することよ。

そういうところや方法がわからないなら、いつでも相談に乗るわ。

 

 

小説サークルだと、絵や漫画のサークルさんと仲良くして

もらえない。

もおおおおおおお(;´Д`A ```!!!

「小説サークルだから」、「漫画サークルさんに仲良くしてもらえない」

なんてほんとに考えてるんなら、その考えかたのせいよ!!!

 

お相手はね、「漫画サークルさん」「素敵な絵描きさん」の前に、

ひとりの人間なのよ。あんたと同じよ。飯も食えば屁もこくわよ。え?こかない?

 

ひとりの人間がひとりの人間へ、礼節をもってご挨拶したなら、それを

邪険にする相手はそうはいないわ。

もしもそれで冷たくされたらそれは相手の問題ね。

 

だけど、そうじゃなく、

「素敵漫画サークルさんと親しくなりたい!」

「神絵師さんとお近づきになりたい!」

だけで接してるんだとしたら、

そして仲良くしてもらえなくて「自分が小説書きだからだ」なんて

むくれてるんだとしたらそれは、その考えかたがイケてないのよ。

 

勝手に拗ねて、勝手にむくれて、勝手に被害妄想を起こすのはね、

性格がぶっちゃいくになってる時よ!!!:(;゙゚''ω゚''):

きゃあああああ。。

 

でね。

そんな時はね、疲れてるかおなかがすいてるか、

身体が冷えてるか、気持ちが寂しい時でもあるわ。

あったかいもの食べて、水分とって、おふとん入って、

お気に入りの本を読んでそんで腐るほど寝るといいわよ!!

それでもしゅーーーんとしちゃうんならね、アタシがいつでもあんたの

友だちになるんだからっ。ね?女子会()するわよ!!!

え?やだ??えっ!!おい!!ちょっと!(お姉、強制送還)

 

 

「小説サークルだから」

「小説書きだから」

と、感じてしまいがちな事柄の多くは、

そんなふうに、自分の中の考えかた・捉えかたの問題でもあります。

 

考えかたと捉えかたは、いつでも変えられるもの。

あれこれ気に病みすぎず、自分と自分の作品を信じて、

まっすぐに好きなものをつくり続けることがいちばんですね。

 

今日は、ユリお姉にもおつきあいいただき(……)、

ありがとうございました!

 

 

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絵描きは小説書きとは仲良くならない」って本当?

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

今日のタイトルですが、

同人活動にまつわるネットの情報や話題の中で、

わりと頻出するテーマのひとつです。

 

今回は、それって本当なの?というところを、

わたしの一意見として、掘り下げていってみたいと思います。

(もちろん、いろいろな状況や例があることなので、

わたしの意見のみが正しい、という意味ではありません。

あくまでも、わたし個人の一意見として記します)

 

 

「絵描きは絵描きとしか交流しない」

 

「絵描きは小説書き(字書き)とはつき合わない」

 

そういった言葉を、ネット上で見かけたことがある人は

多いと思います。

わたし自身も、初めてそれを目にしたのはいつだったか

思い出せないほど何度も、それらのフレーズを見てきました。

 

で、結論から言えば、

「結果的にそうなった事例はあるかもしれないが、

みんながみんなそうではない。」

ということに尽きます。

 

わたしの場合、お友だちを改めて考えていくと、

絵や漫画を描いている人のほうが多いくらいです。

また、絵も漫画も描くし小説も書く、という人もいますし、

自分では創作活動をしていない、という人もいます。

小説のみ書く、という人ももちろんいます。

(余談ですが、わたしは、「字書き」という呼称が好きでは

ありません。

文字と言葉、文章を用いて小説表現をしているわけであって、

「字を書く」ことがゴールではないからです)

 

でも、わたしはどの人もお友だちとしてそれぞれに大好きですし、

それは、「絵描きだから」「小説書きだから」などという事柄とは

そもそも、

全く関係のない話です。

 

その人自身が好き。

であり、だから、

その人の作品も好き。

でもあります。

 

最初にありきなのは「その人自身が好き」のほうで、

その人がどんな作品をつくっていても、つくっていなくても、

良い意味で、あまり関係がないのです。

 

なので元来、人を「絵描きだから」「小説書きだから」などの

フィルターで見ることもないですし、

ましてや、うまいへたで人を選別するなどもありません。

 

中には、そういったことを判断基準に据えている人も実在しますし、

絵を描く人、ことに大手さんやずば抜けてうまい人とだけ親しく

なろうとするタイプの人もいるのでしょうが、

それは、果たして【人との親交】と、呼べるのだろうか。

わたしは、そう感じます。

 

 

また、別な話として、

「小説を書いている側」の意識、の兼ね合いもあるかもしれません。

 

小説を書いている人は、一般的に控えめなかたが多く……、

 

「自分、底辺字書きなんで……」

と、ちょっと自虐的だったり、

「絵とか全然描けないし……文しか……」

と、絵を描く人へ劣等感を抱いていたりする場合もあります。

 

それが悪い、ということではないのですが、

それを、自分の中で気にしすぎている……。というか……。

 

そのために、絵を描く人との交流には少し構えてしまうとか、

萎縮してしまう、壁をつくってしまうケースがあります。

こういうのって、絵を描く人の側は、全然気にしていないことが

多いのですけれどもね。

むしろ、

「小説を書けるなんてすごい!」

 

「小説書きさんからは刺激をもらう」

 

「小説には絵で表現できないものがいっぱい詰まっている」

 

と感じている絵描きさんだって多々おられます。

(※絵と小説、どっちが上とかではありません。

それこそ絵や漫画は、文章で表現しにくいものを表すことができ、

ぱっと見るだけでも概要を把握可能、飾っておける、グッズにしやすい、

など優れた点がたくさん。

絵も小説も、どちらも等しく美しい表現方法です)

 

だから、わたしは、小説同人誌を書いている人にはもっともっと、

自信を持ってほしい……!!そう、いつも思っています。

もっともっと、その人らしい表現をしていってほしい。

 

 

次回は、同人活動として小説を書く人が直面することの多い問題のひとつ、

「小説サークルだと○○してもらえない悩み」

掘り下げたいと思います。

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文章を吟味すること。と、それを使い慣らすためには

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

小説技術を掘り下げるこのカテゴリー、今回は

「文章を吟味すること」に関して。

 

文章を研ぎ澄ませること、ことに推敲と校正については、

以前にも

推敲と校正のデメリット。 - ゼロからはじめる小説同人誌 の、猫の巻。

この記事などでも取り上げて参りました。

今回は推敲に入る前、文章を築いていく時点での文章吟味の話です。

 

 

「最初に浮かんだ言葉は、捨てます」

これは、国語教育研究家であった大村はまさんの言葉ですが、

わたし個人はそれを10年ほど前に知り、以降、自分の中で心に

留めてきました。

 

文章をつくろうとして最初に出てくる言葉は確かに、

単なる「思いつき」であったり、全く練られていない、熟していない

言葉であることがほとんどです。

だから「捨てる」。

 

いったん却下して、そこから、その言葉で表そうとした部分の核心へ

近づいていく。

そうして、「ああ、これだ」と感じた言葉を見つけて採用して、

文章を編み上げる。

 

よく練られた文章には必ず、その「これだ」という確信、それでなければ

表現し得ない揺るぎなさが灯っています。

「これだ」という感覚のかたちは、人によってさまざまですし、まさに

それこそが「その人らしい表現」の芯なのだと思います。

 

だからこそ、文章をそうやって吟味することは大事。

 

ただ、前出の記事でも触れましたが、小説の場合はこの限りでないところも

ありますね。

 

あまりにくどくどと、全体に渡って細かくこねくり回し過ぎてしまうと、

小説そのものが重たく偏狭な仕上がりになりがちです。

 

小説の場合は匙加減が肝要で、丁寧に吟味やそのあとの推敲を重ねるべき

箇所と、文の勢いを伸ばしてアグレッシブに描写を繰り広げたほうが

生きる箇所とが存在します。

 

また、作者の個性にもよりますね。

疾走感こそが持ち味、小さいことは気にせず臨場感とリアリティ重視で、

多少の行き届いていない部分は読み手が各自で想像してくれ!という

スタンスを貫くほうがいい人もいます。

そういう人が、あれこれ考えて文章をいじくってしまうと、それは

自身最大の魅力を自ら殺す行為に他なりません。

 

それぞれの個性と場面に応じて、吟味の調節をおこなうこと、

自身の持ち味を発揮できる文章の練りかたを見つけること。

 

それが、よりよい文章を築き上げることに繋がります。

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小説全体が冗長になること(エピソードの取捨選択について)

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

小説技術を掘り下げるこのカテゴリー、今回は

小説全体が冗長になってしまうことに関して。

 

趣味の小説同人誌は、もちろん自分の好きな長さで

つくっていいわけですし、

分厚い本をつくりたい!大長編をやってみたい!という

熱意は素晴らしいものです。

印刷所さんもそれを後押ししていて、たとえば緑陽社さんでも

本文800ページまで対応可となったり、厚い本をきれいにつくる

ためのコツなども公開されていたりしますね。

 

ただ、どう見ても明らかに間延びした場面や退屈なシーン、

意図のよくわからない長ったらしい展開が続くと

読み手はつまらないですし、本自体の力も弱まります。

 

むろん小説ですから、ひたすらにタイトで無駄がないものがいいかと

いえばそうではない。

余韻や遊び、気抜かしになる場面もないと不自然で、

読みにくくせせこましい仕上がりになってしまいますね。

 

 

なので……、

ほどよくゆとりを持った上で、冗長にならない本をつくるには、

エピソードの取捨選択と全体像の俯瞰が肝要です。

 

全体として見たときに、ああここはいらないな、とエピソードを

捨てることは、それへの思い入れがあればあるほど難しくなります。

 

愛着の強いエピソードだったりすると、その本では泣く泣くカットしても

温めておいて、別の機会で昇華させようと考える人もいるでしょう。

それ自体はまったくおかしなことではなく、とても普通で一般的な行為です。

 

ただ、思いきり徹底してエピソードを捨て、プロットも残さず消去してしまうと、

それまで考えもつかなかった語りかた・描きかたが浮上してきたりします。

元のエピソードよりはるかに、端的で明確な描写をおこなえる方法などが。

 

「どうしてもここを入れたいんだ」という意思が全体のボリュームを増やして

いくわけですから、こだわりのエピソードが多いほど総量がかさみます。

 

そして、エピソードにこだわるということは、

「これよりいいエピソードはもうつくれないかもしれない」

と、どこかで恐れているから、だったりするものです。

だから全部入れこみたくなるし、使えなかったら次に回したく

なる、ともいえるでしょう。

わたし自身も、そういう時がありました。

 

けれど不思議なもので、捨てれば捨てるほど、新しいエピソードは

湧いてきます。

使わないエピソードやメモ書きなどを、後生大事に保管しておくことも

しなくなりました。

 

ネタは鮮度が命です(/・ω・)/

 

 

そうすることで全体の風通しも向上し、俯瞰しやすくなります。

こうなると、ページ数や文章量を自在に動かすことが可能。

むやみに冗長な本になってしまう事態は防げます。

 

でも。

せっかくの同人誌ですから、むしろこだわりに特化して突き進むのも、

ありどころか大ありですけれどもね!

長ったらしさ上等、中身の濃ゆさ上等、これが俺の本なんだぜ、と

全面にうち出して、個性フルで活動してゆくことも同人誌ならではの

喜びに満ちています。

 

自分の好きなほう、自分の心がはずむほうを大切にしつつ、

素敵な本をつくってゆけたら最高ですね。

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小一時間で、フリーソフトのメディバンペイントのみで小説同人誌の表紙を完成させるメイキング

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

今回はタイトルまんまですが、

「簡単に、小一時間で、それも使用ソフトはフリーのメディバンペイントのみで、小説同人誌の表紙を作成するメイキング」

です。

 

同じフリーソフトのファイアアルパカも便利なのですが、表紙作成の際は断然、メディバンがおすすめ。

メディバンはフォントワークス社さんのフォントが使えて、もちろん無料で商用利用可能!ゆえです。

これを活用しない手はありませんね。

 

では。

こーんな表紙を、つくりたいとします。

 

f:id:novel_doujin:20161210230340p:plain

 

 

これは今回のサンプルのために、わたしがオールメディバンで作成したサンプル表紙なのですが、

この本、つくりたくなりました……(;^ω^)

(余談ですがセツセリもロクセリもセツリルも大好きです……FF6が好きです。)

 

本当に小一時間でできるので、作成手順を遡ってみていきますね。

使うツールは純粋にPC本体とメディバンペイントだけ。

ペンタブも何も必要なしでできる手順です。

 

☆メディバンペイントの公式サイト(インストールはこちらから)

https://medibangpaint.com/

 

 

まずはメディバンを起動させて、

クラウドフォントを使用するにはインターネットに接続していないと×なので、立ち上げる前に接続を確認しましょう。

もし途中で切れちゃうと、接続し直しても再ログインしなければクラウドフォントが使用できません)

 

表紙ということで、暫定的にA5・背幅4mmの本と仮定し、手持ちの中からスタブさんの背幅4㎜用テンプレートを開きます。

 

これで、RGBの350dpiでA5表紙をつくる段取りが整いました。

 

f:id:novel_doujin:20161210231341p:plain

 

そうしたら、簡単に表紙を作成するために、フリー写真を開きます。

今回は、事前にダウンロードしておいたフリー写真を用いました。

写真は

写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】さんより。

「高解像度の写真を取得する」というリンクからダウンロードします。

 

開いたら、「全てを選択→コピー」して、

f:id:novel_doujin:20161210234822p:plain

 

先ほどの、テンプレートに戻って貼り付けます。

 

f:id:novel_doujin:20161210235130p:plain

 

貼り付けたら、選択範囲→変形で、テンプレートの塗り足し線にくるまで拡大します。

 

f:id:novel_doujin:20161210235404p:plain

 

塗り足しから若干はみ出る分には支障ないですが、足りないと断裁の時にちょっと見てくれが悪くなるので、気持ち塗り足しを越えるくらいの感じでやると良いです。

 

変形を確定させたら、ここからはどんな順番で作業していってもいいのですが、今回は背表紙部分から着手しました。

 

写真を貼り付けた上に新規レイヤーを追加して、先に写真の夕景の箇所からスポイトツールで色を取っておきます。

それから、背表紙幅に合わせて、塗りつぶしツールで選択し着色をおこないます。

 

f:id:novel_doujin:20161211000137p:plain

 

このとき別口で新たに色を使うと画面内の色数が多くなり、ゴテゴテしたださい印象に陥りやすいので、すでに使われている色の中からセレクトするとまとまった雰囲気が出ます。

 

そして、背表紙に表題とサークル名を入れます。

文字入れはテキストツールで施しますが、クラウドフォントを使う場合、少し反映に時間を要することがあります。

 

今回は、クラウドフォントの中からアンチックセザンヌを使用しました。

☆テキストツールを使う際は、印刷用の場合は必ずアンチエイリアシングを解除しておきます。

f:id:novel_doujin:20161211000819p:plain

 

そして文字色も、写真の中の濃い色の箇所から取ります。

テキストツールのPick Screen Colorで、画面内の色を取れるようになっています。

 

表題の「あなたと見た最後の朝」そしてサークル名の「黒猫拝殿」を記入したら、帯っぽいデザインをつくっていきます。

いったん、帯の予定部分にかかる背表紙テキストであるサークル名を非表示にして、新規レイヤーを追加します。

そしてまたスポイトツールで写真の色を取り、帯っぽい幅で塗りつぶしツールを使い、選択箇所を着色します。

そして、このレイヤーのブレンドを「通常」から「加算・発光」に変更します。

 

f:id:novel_doujin:20161211001531p:plain

 

下のレイヤーの色を透かしつつ、ほどよい感じに発光してくれます。

 

そして、表4側の発行年月日・サークル名・CP表記記載を入れる手順がまだだったので、先にそれをやります。

時期的に、冬コミ発行想定の発行日で。

 

f:id:novel_doujin:20161211002356p:plain

 

画像はズームインしたものです。

ここでは、入れる箇所の色彩を考慮し、文字のフチを7pxと太めにとり、フチの色はまた写真内から取得してつけています。

ここの文字と後述の帯部分アオリ文字は、フォントをIPA明朝にしました。

IPA明朝はクラウドフォントにも入っていますし、フリーフォントとして入手も可能です)

 

そして帯部分のテキストも同様に、色を画面内から取りながら入れていきます(メイキングのために考えたものなので、このアオリ文は5秒で出しましたが実際にこうする際は、本文小説からここぞという場面の台詞・表現を抜粋するのが効果的です)。

あっ、文字を入れたら帯部分の幅がもう少し必要だったので、そこを加えています。

 

二つのアオリ文は、少しだけフチの色を変えて、二者それぞれの言葉である意図をひっそりこめています。

 

f:id:novel_doujin:20161211003146p:plain

 

これは試しに、背表紙部分も加算・発光ブレンドをやってみたバージョン。

下の写真が透ける妙味もあり、これはこれで良いと思います。

また、これだと背のところに乗る色が少なくて済むので、折り返し箇所が弱い紙を使う際などには特に有効です。

(際立って折り返しが弱い特殊紙を用いる場合は背に色を使わないことが一番無難ですが)

 

最後はいよいよ表1側の表題を。

これは帯下部分の色を取って入れました。

 

f:id:novel_doujin:20161211003555p:plain

 

少し気だるい夕映えのムードが出たかな、ということで、この表題部分のブレンドをオーバーレイにします。

 

f:id:novel_doujin:20161211004107p:plain

 

画像はズームインです。

オーバーレイにしたことで静謐なテイストも感じられ、近い色合いが重なるところの視認性も上がりました。

 

あとは、細部の調整で完了です。

全体にグリッドをかけて、文字の位置などを揃えます。

 

f:id:novel_doujin:20161211004511p:plain

 

これでほぼ完成。

テンプレート開いたのが13時13分、↑ここが14時19分なので、小一時間で表紙完成!といえるのではないでしょうか。

 

ちなみに、

帯部分のレイヤーを非表示にしてみるとこんな感じ

f:id:novel_doujin:20161211004907p:plain

 

これもまた、夕闇の印象が強くなって良いですね。

個人的には、年齢制限をかける本にするならこっち、全年齢本でいくなら元データ、でしょうか。

 

さて。

これを同人誌の表紙として印刷所さんへ入稿する場合、テンプレートに設定されていた中から説明レイヤーを削除したのちラスタライズします。

Photoshopの「画像を統合」がメディバンの「ラスタライズ」です。こうすると、画像統合前と別のデータとして統合後のデータができます。

メディバンの「全てのレイヤーを統合する」は、元データがそのまま統合データに上書きとなります)

 

解像度が350dpiであること、カラーモードがRGBになっていることを確認し、全体をズームインして不備がないか確かめたら、PSDにして保存しましょう。

(表紙もPDF入稿の印刷所さんの場合は、フリーソフトで変換したいならGIMPを使います。

メディバンでPSDにして保存したデータをGIMPで開き、別名でエクスポートしてPDF保存を選択します)

 

最近の印刷所さんはRGBで入稿してもCMYKと遜色なく刷ってくださることが多いですし(印刷所さん側でSRGBに変換してくれます)、

わたしも何度もそうしていますがトラブルはほぼありません。

 

また表紙の紙は、ことにオンデマンド印刷の場合、カラーコピーっぽさを抑えたいなら特殊紙に印刷がおすすめです。

 

ただ今回のサンプルのように、全体に色が乗るデータの場合は特殊紙の風合いが目立たず、少しもったいなくもあるので、アートポスト系の紙に刷ってマットPPをかけてもらうなどもベターでしょう。

 

また帯も、本と別データでつくってちゃんと帯としてとりつけるのも楽しいですよ。

 

 

☆終わりに、このデータをPhotoshopCMYKに変換した場合の見本を。

こうして見る分には、さほど変わらないですね。

 

f:id:novel_doujin:20161211010357p:plain

 

ほんとうに、このメイキング、とても楽しかったです。

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin

☆小説同人誌に関するご相談も受付中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼロからはじめる小説同人誌」の、PRフライヤーができました。

 

こんにちは。

猫宮ゆりです。

 

本日、入稿していたPRフライヤーが完成到着いたしました。

印刷所さんから無事に届き、先ほど検品もおこないました。

 

仕様はA6両面フルカラー、コート90kgにオフセット印刷です。

 

これはデータですが、見本がわりに。

 

 

f:id:novel_doujin:20161206132719p:plain

f:id:novel_doujin:20161206132729p:plain

 

いかがでしょうか。

サイト「ゼロからはじめる小説同人誌」の概要と、

こういうものが始動しましたよっというお知らせを

かねて、作成いたしました。

お花がとっても発色よく印刷に出てくれて、見ているとうれしくなります……。

 

こちらのフライヤーはこれから少しずつお配りしてゆく

ほか、

配布ご協力くださるかたも募集して参ります。

 

また、このフライヤーを欲しい!と思ってくださったかたへは、

1枚郵送も承ります。

82円送料のみ、ご負担くださいませ。

ご希望の場合は、サイトトップのお問い合わせなどからお気軽に

お申しつけください。

 

 

☆フライヤー配布ご協力者様要項

 

・こちらのフライヤーを直接あるいは郵送配布くださるかた

(※直接配布は、同人イベントでのサークル参加時に自スペースにての配布、

郵送配布は、自家通販や他ペーパー配布時などに同封。

 

・枚数は5枚以上、上限は100枚まで

(暫定。上限以上可能な場合は別途、その旨をお申し出ください)

 

・配布ご協力いただける場合は、こちらから郵送にて送付を致します。

 

・配布期限などは特に設けておりません。

 

 

こちらもまずはサイトトップのお問い合わせから、ご連絡をお願い致します。

いずれもお送り先ご住所などは、送付完了したのち確実に削除をおこないます。

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

猫宮ゆり

ゼロからはじめる小説同人誌

http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin

☆小説同人誌の装丁サービスも受付中。

ただいまサークルカット無料でおつくりしています。