他表現の妙を小説に生かす①映画や漫画・アニメーション
こんばんは。
猫宮ゆりです。
今回は、小説に生かせる他表現の良さ、
取り入れて活用したい素晴らしさを、
ユリお姉とともに掘り下げてゆきます。
ユリお姉>
いいお題ね!!
やっぱり、いい小説を創りたいと思ったら
いい小説を読むのは超大事だけど、
馬鹿のひとつ覚えみたいに小説ばっか
読んでたってダメなのよね。
視野が狭くなっちゃう。
頭も固くなって、なんかこうわかったよーな
気になっちゃいがちになるもんね。
なーんもわかっちゃいないんだけど。
ユリお姉は、他表現で特に参考にしている
ものはある?
>
映画やテレビドラマは、好きな作品が多いわよ!
アタシは、なんでも食わず嫌いせず観るって
ほうじゃないんだけど、
気に入るともーーーはまっちゃう。
で、映像作品ってさ、やっぱ、生身の役者さんが
動いてくれるのが最高よね。
間の取りかただったり、場面の切り替わる箇所だったり、
すごく刺激になるわ。
小説にしたいシーンを、映画みたいに頭の中で活写して、
よりドラマチックになる体勢やアングルを編み出すのにも
参考になるし。
あと、なんといっても台詞の言いかたよね!
声のトーンや言いあぐねたり言葉に詰まる感じ、
あとヤクザ映画で罵声あげたりやられて呻く感じとかも
もーーーー超大好物よ(≧▽≦)!!!!
え?話が脱線してるって?
してないわよ、参考になるって話じゃないの。
ま、あくまでもドラマもフィクションだから、そればっかり
参考にしてると逆に芝居がかった台詞ばっかになっちゃたり
するけどね。
なるほど。
でも確かに、映像作品での人と人の距離の取りかたや
表情、身振り手振りはすごく刺激になりますね。
漫画とかはどう?
>
もちろん漫画も好きよ!
こないだここのブログでしてたヨータと伸子ちゃんの話、
アタシもめっちゃうなずいてたもの。
あれはすごいわよね……。
なんかさー、他の漫画だと、
「紙の上に描いてあるな、平面だな」っていうベース感覚のあとに、
「面白いな」「うまいな」「すごいな」とかって感想が出てくる
んだけど、
桂先生の漫画は、まず「平面だ」って感じないのよね。
あのシーンも、ガチで「触ってる」って感覚が伝わってきたわ。
漫画で勉強になるのはやっぱり、描写の強弱だったり勢いだったりの
表しかたと使い分けよね。
それと伏線の入れかたとか。
あと、漫画で映像作品の良さを取り入れているものもあるわよね。
ルパンの原作者モンキーパンチ先生も、映画が好きで、
「映像のように絵を表現すること」を大切にしているそうよ。
だからスリルがあって起承転結のきいた作品づくりが巧みで
おられるのね。
へえ!
じゃあ、アニメーションはどう思う?
>
アニメーションは、もともとアタシは全然観ないほうだったの。
だって、しょーがないけど、アニメってどうしてもこう、
演出過剰ってゆーか、こう……
「こんな喋りかたする人いないでしょ」って感じじゃない?
トースト食いながら突っ走って「やっべー!遅刻遅刻ぅ!」とか
テンション高く言ってる日本人見たことある?
いないわよ(´-∀-`;)
どっちかってゆーと冷や汗だらだらで無言でひた走る感じじゃない??
とか思ってたんだけど、
このごろは、ひとつ毎回観てるアニメがあるわよ。
そして、これもすごく刺激になってる。
小説でも漫画でも映像でも表現できないものを、
アニメは表現できるんだってわかったのよ。
フィクションと現実の間、
ファンタジーと現実の間にあるものを、
アニメだと描けるんだってね。
そういう、目に見えない領域を小説表現にも
生かしたいわよね!
イマジネーションが拡がるね。
そのほかは?何かある?
>
いーーーっぱいあるわよ!
あと4個ぐらいあるから、
一回区切ったほうがいいかもっ。
では、いったんカットで続きます!
猫宮ゆり
ゼロからはじめる小説同人誌
http://noveldoujin.wixsite.com/novel-doujin